図形の名前を設定・取得する方法

今回は図形の名前についてです。図形名はVisioだけを使っているときには、特に気にすることも少ないかと思います。ただVBAで自動化する時に図形を指定する名前がないと不便ですよね。なので今回は名前の変更の方法、名前で図形を指定する方法などご紹介していきます。

まずはVisioで名前を見てみる

まずはVisioで普通に図形の名前を確認してみましょう。

図形を選んでおいて、開発タブから図形名コマンドを選ぶと『図形の名前』というダイアログボックスが出てきます。ここでは「Sheet.1」という名前が付いているようですね。基本的には1.2.3….と連番の名前になります。

図形の名前を取得する方法

構文

Visio VBAで図形の名前を取得する構文はこちら。

名前 = 図形.Name

Sample

選択中の図形の名前を取得して、メッセージボックスに表示させるサンプルです。
こんな感じで↓↓↓何かしら図形を描いて選択しておいてください。

コード

Sub test1()

    '選択中の図形の名前を取得する
    MsgBox ActiveWindow.Selection(1).Name
    
End Sub

実行結果

メッセージボックスに名前が出力されました。

図形の名前を変更する方法

構文

Visio VBAで図形の名前を変更する構文はこちら。

図形.Name = “任意の名前”

Sample

選択中の図形の名前を変更して、変更後の名前をメッセージボックスに表示させるサンプルです。
何かしら図形を描いて選択しておいてください。

Sub test2()

    '選択中の図形の名前を変更する
    ActiveWindow.Selection(1).Name = "四角形5"
    
    '選択中の図形の名前を取得、メッセージボックスに表示する
    MsgBox ActiveWindow.Selection(1).Name

End Sub

実行結果

メッセージボックスに変更後の名前が出力されました。